私たちの身近にある様々な製品。それらの製品が欠陥等により、まさかのトラブルを起こすことがあります。
その被害を未然に防ぐために行われるのが「リコール」です。安心・安全な暮らしのために、リコールへのご理解を深めてください。
1.ときどき耳にするリコールって、何ですか?
世の中に出回っている製品に、安全性についての問題が見つかったとき、企業等が消費者に注意を呼びかけ、回収や修理によって事故を未然に防止することをリコールといいます。発火の恐れがある、簡単に壊れるなど、原因は設計ミスや部品の不備、製造過程の誤りなどさまざまです。家電製品や車、飲食物や化粧品、子どものおもちゃや高齢者の介護用品まで、身の回りのすべての商品がリコールの対象になる可能性があります。
2.リコールに気づかないと・・・どんなことが起こる?
リコールを知らずに対象の製品を使い続けると、火事になる、怪我をするなど、事故の危険性が高まります。経済産業省統計の重大製品事故は、2016年度で年間802件に及んでいます。こうした事故を避けるために、使用している身近な製品がリコールの対象になっていないか、常に関心を持ち、知ることが肝心です。ニュースや新聞で何気なく見聞きするリコール情報は、実は私たちの命にもかかわる重要な情報なのです。
3.もしもの不安を解消するには、どうしらいい?
製品に不具合が見つかると、製造した企業はホームページや新聞、TVなどで注意喚起します。またそれらリコールや自主回収対象製品を製品の分野別に検索できる便利なサイトもあります。不安を感じる製品をお持ちの場合はサイト等で確認し、リコール製品を見つけたら使用を止め、各メーカーの相談窓口に問い合わせしましょう。
経済産業省がこれまでに公表したリコール情報については、以下のページからご確認いただけます。
<参考>リコール情報(経済産業省WEBページ)
http://www.meti.go.jp/product_safety/recall/index.html